***2006年~2009年まで、3年間のチェコ生活の思い出です***
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2006年6月からチェコ、モラビア地方の都市:BRNO(ブルノ)で生活しています。
チェコでの生活も3年を迎えました。

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結婚の勢いそのままに、夫の転勤に伴ない、
いざチェコへ。
言葉も何もわからない海外での新生活
それは無謀にも近くいろんなショックの連続でした。

チェコという響き…チェコ、ちえこ
頭に浮かぶは 高村光太郎『智恵子抄』…洒落か。

‘東京には空がない’
そうつぶやいた智恵子
その繊細さゆえに病んでいってしまった彼女の姿に
窓からの景色を眺めるだけだった自分を
重ねていた日々もありましたが。

見上げてみればどこまでも高く青いチェコの青空

人生おそるるにたらず!!
今となっては、すっかりチェコ生活を楽しんでいる
図太い…イヤ、たくましいわたくしです。

愛の言葉溢れる『智恵子抄』とは
比べものにはなりませんが
思いつくまま綴ってみたいわたしの「ちぇこ抄」です。
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# by hacci-chan | 2015-01-01 00:00 | はじめに
帰国報告って…ネー、今更…ですが(笑)

4月末に無事、日本に帰国いたしました。
新しい生活の地は、岐阜県。
チェコと同じく、海のないところですが
岐阜のほぼ中央に位置する小さな町で新しい生活が始まりました。
もう早いもので帰国して二ヶ月になろうとしているのですね。
あ~長かった。大丈夫です。生きてます。うはは。

なかなか思うように生活の準備が整わず
落ち着いてパソコンに向かうこともないまま…この時期になってしまいました。
最後まで大慌て、妙な興奮状態での帰国。
ほんの二ヶ月前は、チェコという国で生活していたなんて、
なんだか実感が伴わないといいますか
確かにチェコという国、ブルノという街で、3年も生活していたというのに
まるで夢の中の話のようで、信じられません。
悲しいことに、なんだかもう遠い遠い国の記憶になってしまいました。
時はすでに6月。
こちら東海地方も、先日梅雨入りしました。

大体、出鼻をくじかれたといいますか…
自宅のネット開通が、予想以上に時間がかかりまして、
これを待つことひと月以上。
接続業者から、家の所在地がわからない(地図上にない)との連絡
(んなわけないだろ~~~涙)と、再度新規手続き、工事が伸び…
あの、ここは21世紀の日本なのですか?と。
最初の頃は、移動に1時間ほどかけて隣の隣の市(←ポイント:笑)の
ネットカフェなんぞに出かけておりましたが…さすがにそれも続かず。

ええ、そうなんです。
ここは、田舎なんです。
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            【長良川鉄道…単線ローカル線が窓から望めます】

大自然に囲まれた…大変のどかなところでございます。
毎日、エ゛ッ、エ゛ーッ (音声的には【æ】こんな感じ)
という、なんだかけたたましい奇妙な鳴き声で、目を覚ますのですが
(朝晩、ほとんど時報代わりで聞こえてきます)
何事かと、目の前の雑木林に目を凝らすと…

…なんかいる。
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  きじ でした。(望遠なのでボケボケです)

感動です。
「きじも鳴かずば撃たれまい」ということわざの意味(私にぴったりのことわざですが)
30歳にして身を持って体験いたしました。これは目立つわ。
トマ夫いわく、チェコの会社にもいっぱいいたそうで、これが懐かしいそうですが。

実家の熊本も、ブルノにしても、一応、都市中心部に住んでおりましたので
移動も買い物もなにもかも便利な立地でしたから。
今思えば、大都会だったのね~~~…(遠い目)
現在のこの環境は…、人生初。
かなりのカルチャーショックでございます。
なんていうか、帰国ショックも吹き飛ぶ違った意味でのショックといいますか。
日中行動していても、人間にはほとんど出会わず(ちょっと大げさですが)
サルとかキジとかとんびとか…山のほうにはイノシシもいらっしゃるそうで。
今のところ野生動物しか知り合いがいないのも貴重な経験になりそうです。

わたしにとって、ブルノに続いて初めての土地での生活、
まだ観光気分が抜けず…観光っていうかアウトドア…?
ブルノと同様に、旅先での滞在のような…そんなフシギな感覚が続いています。
身の回りの物も、いずれチェコから船便で届くし、と
家電・家具など必要最低限なものをそろえたのみ。
…といいつつ、定額給付金も出ないのに、多額の出費つづき…。
家電のエコポイントが間に合わなかったのが痛かった~(泣)
不況下の日本にひとり経済貢献しておりますよ。ザ愛国心。

そんなわけで、未だ「室内キャンプ生活」が続いているのですが
現代の便利生活の余分なものをそぎ落とした、この程よく不便な生活も
シンプル、シンプル♪(自虐)
これも、チェコでの生活の経験があったからこそ、驚くほど順応できているのでしょう。
チェコで鍛え上げられましたから。無敵の帰国妻。チェコさまさまです!
そしてこのシンプルライフも慣れてみると、心地よくなってきたところです。

とはいっても
チェコ人の引越スタッフに「物が多すぎる」と言わしめた(笑)
ブルノでの物品の数々が恋しい毎日。
そろそろ船便も届く頃、あと少し待つだけだね~なんて話していたのですが…
先週、衝撃的な事実が発覚。

日通のプラハ店からわざわざ国際電話。
「いま、ハンブルグの港を出ました」
と。

……い、今ですか…?!
(っていうか、いままでどこにあったのかしら?ハンブルグの港…(恐怖))
ゴーン。。。

4月は帰国組がたてこんでいましたし、忙しかったのでしょうね、税関も…。
ああ、もう何を入れたのか記憶がないわ。
でも、忘れた頃に懐かしいチェコでの思い出がたくさん届くというのも、
それはそれで楽しみかもしれません。
大切な思い出の宝箱を開ける気分。

昔話の「舌切り雀」の「欲深き婆」のようにならないことを祈りつつ。

現在、唯一のブルノの思い出。
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家を出発するときに、大家さんから頂いたブルノのカードとベル。
我が家から見えていたシュピルベルク城が懐かしいな…。
ご近所の方とも毎日のdobrý den!(こんにちは)程度のコミュニケーションでしたが、
本当に心やさしいチェコの人たちに囲まれていました。
あたたかい気持ちが本当にありがたいです。
3年間のチェコ生活、素敵な人たちに支えられていました。

自分でも意外なことに
帰国以来、まったくチェコの「チェ」の字、ブルノの「ブ」の字も思い出さないのですが
それは生活が忙しかったこともありますが、
きっと、ふとしたときに思い出せば出すほど、寂しくなってしまうので、
脳が拒否していたこともあるのでしょう。

朝から雨模様の本日、
梅雨の晴れ間、太陽が顔を覗かせました。
ちょうどブルノを発った日もこんなお天気でした。
なにもできなかったわたしを大きく成長させてくれたブルノでの日々に感謝して…。

みなさま、どうぞかわらぬお付き合いをよろしくお願いいたします。
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雨上がりの美濃の風景。
山々の稜線がなんとも神々しいじゃありませんか。
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# by hacci-chan | 2009-06-11 11:19
予感的中。
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嗚呼・・・
こうなることはわかっていたのですが
結局、ろくに更新もできぬまま、ブルノを発つ日を迎えてしまいました。
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本日、荷物も完全に撤去しまして
がらんとした部屋での最後の投稿inチェコでございます。

この最後の1週間…
実は、この期に及んでマミンカのりこ、再び来襲という…
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そんな怒涛のスケジュール。
荷造りにあてるべきイースターホリデーは、ブダペスト旅行へ。
(これについてはまた気が向いたら...)

とくに荷造りを手伝うでもなく…
あいかわらず三食しっかりビールを飲んで、最後の夢のヨーロッパを堪能して
帰っていきました。
マミンカを見送って、その3日後に我々も帰国って…。

でも今にして思えば
ただでさえ、しんみりとしてしまうところ
能天気なマミンカ・パワーで救われたところもあるのかもしれません。

その後の荷造り、最後の追い込みは地獄でしたが。


本日、無事完了。
いまはもう胸いっぱい。
ゆっくりと3年間の想いを綴る余裕がないのが正直なところです。

このブログも
チェコにいる間に、きちんと纏めたかったのですが
もうこれは日本で落ち着いてから…。
日本でチェコのことを思いだすのは、つらくなりそうですが。


最後の最後まで
全く余裕のない状態なのがくやしいのぅ。
これがわたしらしいといえばそうですが。。。


素敵な思い出を胸に
元気に帰国します!
次回は日本にてお会いできる日を楽しみに♪
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# by hacci-chan | 2009-04-17 03:48
先日届いた梱包用ダンボールの束。
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…現実的。

あ~あ、前回あんなに声高らかに宣言したというのに…。
その後一回も更新しないなんて~!所詮、有言「不」実行の女。
もう一週間経ってしまいましたが(遠い目)
そして帰国まで残すは2週間!!大丈夫か…。
カレンダーを見ながら、まだ結構時間あるしなぁ~なんて余裕ぶっこいていた頃が
懐かしい。
…悔しいのぅ。毎回このパターン…嫌な予感(笑)

いよいよ箱も届くと、引越しにむけた気分も本格的。
一箱詰めては…休んで…休憩、とまるでチェコ人のよう!(笑:怒られますよ)
片付けの途中でひょっこりなにかが出てくるたびに、あらこれは…と
作業ストップ。隣のトマ夫も静かだなあと思いきや…同じく
懐かしいゲームソフトを発見するや、その解説書を読みふけり...。
(プレステの電源を入れなかったので、そこは許そう。)

やばいこの二人!!

全然…作業が進まない!!
スタート早々に実感いたしました。


さて、そんなわけで現実逃避。
先週末は最後のプラハへ行ってきましたので
写真で振り返る最後のプラハ…そう文字通りラスト・プラハです。
ちょうど、イースターマーケットもスタート。
お天気はあいにくの曇り空でしたが、吹く風は暖かく…春の到来を喜ぶ人たちで
溢れていました。
このたくさん人々の楽しげな雰囲気、
やがてここを去り行く者として、さみしさつのるばかりです。
といっても天候も悪かったのでそんなに盛り上がってもいませんでしたが
これからが本番なのでしょうねぇ。。。
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夕暮れの旧市街広場。
浮かび上がる屋台の光があたたかく。
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おやくそくのチェコ菓子「トルドゥロ」もう見納め、食べ納め…。

最後にこれまで行ったことのなかった「プラハ」をしっかり記憶に刻んできました。
非常に満足。最後に満足。思い残すところ…ない…と自分に言い聞かせて。
プラハは広範囲に見所がたくさんありますので、毎回、時間設定に無理が生じて
お昼も抜いて動き回る、とかそんな無謀なことばかり。
それで疲れ果ててヨレヨレになるので、あんまりよい記憶がないのね~と今更。
最後のプラハ、もう欲は捨ててシンプルに。思い出は美しく!

ザ・チェコっていう眺め。
ようやく最後に…味わうことができました。お城から下った道にあるお土産屋さんの並ぶ通り
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在住3年目にしてはじめて知ったという…。(こんなところがあったのか!…と)
チェコの操り人形(LOUTKY)、パペットショップのオシャレな看板。

こちらもようやく!
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ダンスする男女をあらわしたというユニークな「ダンシング・ビル」(Tančící dům)
歴史ある建造物が多数あるプラハで、この斬新なデザインは評判も悪かったそうですが、今はプラハを代表する名所のひとつですよね?
「これか~!」と、見つけたときはそれなりに感動。

今回は終わってみれば、建築めぐりだったのかも?
チェコならでは、といえば「キュビズム」。
1910年から約5年間だけ流行したという前衛的な絵画様式だそうですが、
建築などの立体に応用したのはプラハ独自の流れだそう。
こちらがプラハで最初のキュビズム建築である「黒い聖母の家」
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建物の名前の由来である黒い聖母像は外壁の角に。
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拡大。

いつも通り過ぎるだけで立ち寄ったことはありませんでしたが、
内部はチェコ・キュビズム美術館として公開されています。
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フシギな形ですが、絵になる螺旋階段!
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2階にはグランド・カフェ・オリエント
1920年代に営業していたカフェを再現したそうで内装がこれまた素敵。
もちろん店内全体が「キュビズム」です。
古きよき時代の雰囲気を感じます…グリーンの色調で落ち着く空間。
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最後は、チェコ食で〆ようと、パラチンキ。(市場でつまみ食いしたというのに。)
日本でいうクレープですので、デザートのイメージでしたが
おかず味にしたら十分一食分になります。大満足。
中身はキノコとチキンのクリームにラズベリーソースを添えて。
美味でございました~♪

最後に、ストラホフ修道院近くの展望台へ。
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トマ夫が、プラハ市街を望む景色を見たいということで(なんでしょう、支配者欲?)
鉄塔、登ってきましたよ~~~頂上まで。
教会などの暗く狭い階段とは違い(鉄塔の内部ですので)、
風を感じながら、足元に景色も見ながら…ここちよい汗をかきました。
(強い風がふくと、塔自体が揺れるので、高所恐怖症の人はガクブルかも?)

ひざが限界を訴えたところですが…
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この眺めですべてが吹き飛ぶ。

いつまでも見ていたいのですが…もう見納め。
さようなら、プラハ!
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# by hacci-chan | 2009-04-03 21:18
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日本には、「春時雨」という美しい季語があるそうですね。
春に降る雨のうち、冬に降る時雨のような冷たい雨のことをいうそう。
まさに…最近のチェコのお天気模様にぴったり。
ここでチェコ俳句、一句といきたいところですが…そんな心の余裕もなく。


さて、
帰国辞令がでたものの、具体的な話は一向にすすまず
私が焦ってもしょうがないとはいえ
そわそわと落ち着かない毎日でしたが…。

ようやく確定しました。
4月中旬に帰国です。
…新年度スタート、晴れて日本国の住民です。
いや~
心の準備はできていたとはいえ、ちょ、ちょっと(私の)予想より早いな…(汗)
いろいろと予定が…戦略建て直しだわ(ヤバイ)

チェコでの生活ももう残りひと月もないのだと、その限りが見えてくると、
これまで以上にいろんな欲が出てきて…。
チェコのこと、ブルノのこと、もっといろいろご紹介したかったのに、
また今度…といつも先延ばし、日常に流されるまま…
時間を贅沢(無駄)につかい、惰性で生きてきたツケが今頃です。


できる範囲には限りがありますが、
今後は芸能人なみの怒涛のブログ更新ラッシュ(笑)で
わたしの3年間の生活に深く刻み込まれた大好きな「チェコ」を
余すことなく書き記すことで
チェコ生活「有終の美」を飾りたいのです…けど…。

自分で宣言しておきながら、
おそらく無理のような気もしますが…頑張ります。

プラハの旧市街広場
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週末からいよいよVelikonocni trhy(イースターマーケット)もOPEN。
着々と準備が進んでいました。
色とりどりのタマゴが木につるされていました。
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たまごまごまご。
鮮やかです。
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# by hacci-chan | 2009-03-26 20:26